現場管理費
現場管理費とは、現場代理人(現場監督)が現場を運営していく為の費用です。建設業では、お客様と交わした契約書に沿って工事を進めて、良品質の建物を引き渡すことが建設業者の使命になります。その使命を達成する為には、現場代理人の現場管理能力 (品質・工程・安全等の管理)が重要になります。
現場管理人は「この現場をどうやって収めるか」の体現者!

施工前・施工完了写真
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マンション大規模改修工事(施工前) - 仮設足場工事
- シーリング工事
- 塗装工事
- 屋上/ベランダ防水工事
マンション大規模改修工事(施工完了) - 外壁下地補修工事
- 洗浄クリーニング工事
- 鉄部塗装工事
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一軒家大規模改修工事(施工前) - 仮設足場工事
- 洗浄クリーニング
- 新規駐車場土間打ち工事
一軒家大規模改修工事(施工完了) - 外壁塗装工事
- ベランダ床防水工事
- 新規門扉取付工事
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屋上防水改修工事(施工前) - アスファルトシート防水
屋上防水改修(施工完了) - 塩ビシート防水
共通仮設工事
共通仮設工事とは、工事には直接的には関係しませんが、工事全体を行うにあたって必要となる費用です。共通仮設工事の一例を説明します。
共通仮設工事は一見ムダに見えるが、職人の仕事環境や安全、法規上、重要な項目があります。

仮設事務所

仮設事務所では、現場代理人が仕事をしたり、職人と打ち合わせを行ったりします。事務所には備品も設置します。仮設ハウスではなく、空室などを御提供頂くこともあります(※敷地場所の都合や工事規模、期間によって設置しないこともあります)。
仮設トイレ、手洗い場、電気、水道
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仮設トイレ&仮設手洗い場 仮設トイレは敷地内もしくは近隣にて使用できるトイレがあれば置く必要はありません。また電気や水道も共用部から使用させて頂いて工事することが多いです。電気の容量が足りない場合や、共用部を使用できない場合は別途費用で電柱から直接引き込みます。
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電柱から仮設電気の引き込み
各所(エレベーター・廊下・資材置場など)養生
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エレベーター内養生 工事の際、材料や工具などを持った職人がエレベーターや廊下を汚さないように養生します。
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内部階段床養生 -
資材置場仮囲い&床養生 材料置場や産廃置場も工事関係者以外が入らないようにフェンスやカラーコーン・バーなどで区画致します。
防護管

仮設足場が近くの電線と接近してしまうことがあります。電線に防護管を付けることにより、感電から作業員を守ります。
各種申請等
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道路上に足場架設 道路上に足場を架設する場合は道路占用許可申請書を道路管理者に、足場資材運搬車を道路に駐車して作業する場合は道路使用許可申請書を警察署に届け出る必要があります。
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道路に足場資材運搬車駐車 その他にも必要に応じて申請書類はありますので、その都度、資料を作成して届出をします。
警備員、安全看板
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夜間での警備員・安全備品 足場やゴンドラ、クレーン工事など直接仮設工事時に警備員を配置し、居住者や近隣住民、一般車両、通行人と問題が起きないように安全対策に努めます。
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足場組立時、警備員状況 警備員の人数は安全をしっかり確保できる人数で行います。また、安全看板などを使用し、工事関係者以外から工事に理解・協力頂けるようにします。
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道路通行止に伴う安全看板 安全看板などを使用し、工事関係者以外から工事に理解・協力頂けるようにします。
上記以外にも、産廃の処分・運搬費や工事車両の駐車場代などがあります。
直接仮設工事
直接仮設工事とは、主に足場やゴンドラなどの工事です。全体工事を完了したら、後には何も残らない工種でもあり、お客様は損をしていると考えるかもしれませんが、私たちにとっては、安全で作業性の良い足場やゴンドラがなければ、そのあとの全ての工事の品質に影響を及ぼすと考えています。
「足場(ゴンドラなど)によって、その現場の良し悪しは決まる」と言われる程、
重要な項目です!

仮設足場工事
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仮設足場設置状況 -
仮設足場設置状況 -
仮設足場設置状況
仮設ゴンドラ工事
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仮設ゴンドラ&ステージ仮設足場設置状況 -
仮設ゴンドラ設置状況 -
ステージ仮設足場設置状況
その他仮設工事
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高所作業台(セルファー)設置状況 ※H鋼鋼材の鉄部塗装施工中
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仮設足場工事設置状況 ※塗装材・ケレンカスなどの飛散防止の為にメッシュシートではなく、防炎シートを使用
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ラフタークレーン設置状況 ※屋上への防水材荷揚げ
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仮設足場工事設置状況 ※塗装材などの飛散防止の為にメッシュシートではなく、防炎シートを使用
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チェアゴンドラ使用状況
外壁下地補修工事
「下地補修」と一言で言っても、ひび割れ補修、下地浮補修、爆裂補修、タイル浮き補修など、様々な種類があります。その為、下地調査の時点でしっかり調査して調査図面を作成することが求められます。足場やゴンドラの上で施工した下地調査や補修は、現場代理人も容易に検査・チェックすることができ、より高品質な施工が可能になります。どうしても、見積もりの段階ではわからなかったことが、下地調査時にわかることはありますので、その都度、対応してより良い工事を施工します。
下地補修工事は調査図を作成して、現場代理人とダブルチェックします!

下地調査
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外壁タイル面 打診棒による打診調査 -
外壁塗装面 ひび割れ巾測定 -
上裏塗装面 調査用ハンマーによる打診調査
下地補修工事
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外壁塗装面 ひび割れ補修(Uカット処理) -
外壁塗装面 下地浮き補修(アンカーピンニングエポキシ樹脂注入) -
外壁塗装面 爆裂補修(ケレン+錆止め+樹脂モルタル) -
外壁タイル面 爆裂補修(タイル斫り+錆止め+タイル張り) -
外壁タイル面 ひび割れ補修(タイル斫り+Uカット処理+タイル張り) -
外壁タイル面 タイル浮き補修(注入口付アンカーピンエポキシ樹脂注入)
シーリング工事
シーリングは「建築物の水密性や気密性の確保」と「建築物の温度変化による膨張や収縮の追従」の2つの重要な役割があります。しかし、外部での施工の場合、耐久性は紫外線や温度、水分などの影響を長時間受けることになり、劣化環境は非常に厳しいです。施工する際、シーリング材には種類があり、適材適所が求められます。使用材料を間違えれば、せっかく足場を建てて工事をしてもシーリング材の希望耐用年数を経ることができない恐れもあります。
シーリング材は下地によって適材材料を選定します!

外壁タイル面

外壁塗装面
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外壁塗装面 サッシ周りシーリング -
外壁塗装面 ベンドキャップ周りシーリング
アルミ笠木ジョイント部 施工工程
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オーバーブリッジシーリング テープ養生 -
オーバーブリッジシーリング ボンドブレーカー貼り -
オーバーブリッジシーリング 完了
洗浄・クリーニング工事
洗浄・クリーニング工事は意匠性だけではなく、品質にも大きく影響を及ぼすとても重要な工事の1つです。外壁塗装や塗膜防水を施工する下地をしっかり洗浄しなければ、塗装材や防水材の密着性を著しく低下させます。汚れなど落とせるものはしっかり落とし、綺麗な状態に仕上げます。
意匠性だけではなく、品質にも大きく影響を及ぼす、とても重要な工事!

高圧洗浄
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外壁タイル面 -
1階床タイル -
ベランダ
スコッチによる洗浄
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外壁タイル面 -
1階床タイル
窓クリーニング

塗装工事
建築用塗料の役割には、大きく分けて「建物の保護」「建物の美装」「機能の付与」の3つがあります。現在では、低汚染性や遮熱性、透湿性、防カビ性など多種多様な機能があります。また、塗料の樹脂の種類はアクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂の順に、耐久性や費用が高くなります。建物の状況やお客様の予算によって仕様を決めます。
専門塗料メーカーと関係を密にして適材塗料を選定します!

補修跡パターン(模様)付け
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外壁下地補修跡パターン(模様)付け -
外壁下地補修跡パターン(模様)付け -
外壁下地補修跡パターン(模様)付け
外壁塗装
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外壁塗装面塗装 -
外壁塗装面塗装 -
外壁塗装面塗装
その他塗装 ※専用の塗装材を選定して施工しています
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アスファルトシングル屋根塗装 -
縦樋塗装 -
アスファルト床ライン引き
鉄部塗装工事
鉄部は経年劣化により錆が発生します。錆が進むと断面が小さくなり、強度不足によって危険をもたらします。錆を防ぐ為には、空気や水との接触を遮断することであり、その1つの方法に塗装があります。手摺の支柱や外階段踊り場など、水が溜まりやすい箇所はこまめに塗り替えをすることを推奨します。錆が発生する前に塗り替えることが長期的な維持に繋がります。
鉄部塗装はケレンが最も重要な工程!

鉄壁塗装

鉄骨階段塗装
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鉄骨階段塗装(上塗り塗装中) -
鉄骨階段塗装(重防食塗料塗布状況)
鋼製柱塗装

エレベーター塗装
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エレベーター枠 吹付塗装 -
エレベーター枠・扉 塗装完了
防水工事
屋上、屋根は常に日射や夜間の低温、季節別の温度差、風雨、降雪など、建物の外部のなかでもっとも過酷な環境にさらされています。防水層はその影響を避けることはできません。雨漏りが発生する前に計画的な防水改修工事を推奨致します。防水改修工事の仕様は、既存防水層の状況を確認して慎重に検討致します。
漏水が起きる前に改修工事を!

ウレタン防水
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ベランダ(密着工法 ウレタン材塗布状況) -
ベランダ(密着工法 ウレタン材塗布状況) -
ベランダ(密着工法 ウレタン材塗布施工中) -
屋上(密着工法 改修ドレン取付中) -
屋上(通気緩衛工法 通気シート貼り施工中) -
屋上(密着工法 完了状況)
塩ビシート防水
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屋上(アンカー固定工法 シート溶着施工中) -
屋上(アンカー固定工法 ディスク盤固定状況) -
屋上(アンカー固定工法 シート溶着施工中)
金物工事
金物工事は発錆や劣化だけではなく、材質や機能性などの付加価値を付けるために行います。特に、スチール(鉄)製は雨水や結露水などによって錆が発生して朽ちてしまうので、錆が発生し難い材質への交換を推奨致します。フェンスや避難ハッチ、屋上ハッチ、ルーバー工事、水切り金物取付工事、笠木取付工事など、多岐にわたって工事しております。
錆難い金属の方が長持ちします!

施工前・施工完了写真
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屋上ハッチ交換工事 既存スチール製(施工前) 屋上ハッチ交換工事 新規ステンレス製(施工完了) -
専用庭 フェンス・扉交換工事 既存スチール製(施工前) 専用庭 フェンス・扉交換工事 新規アルミ製(施工完了) -
縦樋支持金物交換工事 既存スチール製(施工前) 縦樋支持金物交換工事 新規ステンレス製(施工完了)
その他施工中写真
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新規門扉取付工事 新規アルミ製(施工前) 面台水切り金物取付工事 新規ステンレス製(施工完了)