今回は東京都住宅供給公社様の入札物件で２回目の手摺改修工事です。手摺の改修工事だけでしたら昨年と同様でしたが、今回は廊下とバルコニーの上裏の塗膜にアスベストが含有されている建物であり、関係機関への届出や、その処理方法が異なりました。
アスベストに関する作業における市役所や労働基準監督署への届出書類の作成は初めてであり、最初は何を揃えなければいけないのか整理するのに四苦八苦致しましたが、何とか提出期限に間に合うことができました。また含有箇所の作業方法や廃石綿の処理も計画書通りに施工することができました。
他に初めてで戸惑ったのが「空気環境測定」です。
含有箇所の作業前と作業中、作業後に専門業者による環境測定を行いました。作業中は６日に１回、敷地内境界部の４箇所で測定するなどルールが決まっておりました。
最後の書類検査と現場検査も無事に終わり、居住者様とも良好な関係を築くことができました。またアスベスト含有物の作業も初めてで勉強することができたのも、次に繋がる工事だったと思います。

当工事は５階建て建物の大規模改修工事でした。
特に今回の工事で注意したことは、斜壁部の防水処置と鉄骨階段の洗浄・塗装です。
斜壁部は下地の浮きが著しかった為、エポキシ樹脂注入ピンニング工法を行い、水性系の防水材を塗布の上、保護材で仕上げました。一見、斜壁というのは雨水が流れ落ちるイメージがありますが、実は垂直面の壁と比べ雨水などが滞留し易いのです。その為、ひび割れや下地の浮きが発生し、漏水や外壁材の剥落などの問題が発生することがあり、補修工事を念入りに行うことが重要です。
鉄骨階段部の洗浄や塗装の際は、この建物の上下階への動線が当該階段のみだった為、居住者様に一番気を付けなければいけない工事でした。高圧洗浄中は誘導員を常駐させたり、塗装工事前には案内文やカラーコーンなどで注意喚起致しました。
お客様からの苦情などもなく無事に終えましたが、常に私たちは居住者様の生活と隣合わせであることを忘れずに対応したいと思います。

当工事では建物の規模に対して様々な工種があった工事でした。
通常の外壁改修工事関係以外にも、防水は塩ビシート防水（屋上）、ウレタン防水（バルコニー）、速硬化型スプレーウレタン防水（外階段）などが、また開放廊下の目隠しパネル撤去もあり、それぞれの専門業者で工事を進めていきました。工種が多種になると工事の工程や品質管理にも気を付けなければなりませんでしたが、無事に工程内で管理することができました。
また外壁塗装の既存色は白系だけだったものから、外階段腰壁には黒色、エントランス丸柱には赤色などに色を変える仕様でした。完成後はとても綺麗に仕上がり、お客様にも喜んで頂きました。外壁塗装は色を分けたりする事で外観のイメージを変えることができます。もし、色を分けて施工できるのならお勧めです！

当建物では漏水があり、外壁改修工事もしばらく行っていなかった為、漏水個所の補修を含めた大規模改修工事となりました。
漏水個所は足場を建ててからすぐに散水試験を行い、どこが原因かを特定致しました。原因として考えられたのが、外壁のＡＬＣ板のひび割れ部と、ベンドキャップからの入水でした。そこで、外壁は補修し、ベンドキャップは象鼻型に付け替えました。象鼻型ですと強風を伴う雨水が逆流して入ってくる危険も防ぐことができます。
外壁の色も１階は黒系、２、３階はクリーム系に分けて、美観性が良くなりました。凄くモダンな感じになりました。
鉄骨造の漏水個所の特定はなかなか難しいのですが、散水試験なども適切に行い、お客様に安心して引き渡すことができました。これからも確実な対応を目指すように心掛けていきます。

今回の工事で特に難しかったのは、足場仮設工事と塗装パターン付けです。
足場仮設工事時は１階のテナント様の営業時間の兼ね合いがあり、作業時間に制限が発生しました。テナント様のなかには定休日がない場合もあり、話し合って制限や範囲を決めていかなければなりません。当工事でもテナント様と打ち合わせをして営業中のなかでも御協力頂き、無事に進めることができました。
外壁補修部は塗装のパターンの吹付を行いました。しかし、既存のパターンがかなり分厚い為、通常の吹付だけでは既存のパターンのような仕上がりにはなりませんでした。そこで、塗装業者とも相談して、１回目の吹付の後に重ねて吹付を行って分厚さを表現しました。
建物によって環境や仕上がりが異なるので、今後も各建物に適した施工計画や仕上げに注意して工事を進めていきます。

駐車場の塗床工事と、外階段の速硬化ウレタン防水吹付工法を施工しました。
駐車場の塗床工事にも様々な仕様がある為、今回はその選定にかなり苦労しましたが、メーカーとも打ち合わせして適正な仕様を選ぶことができました。
施工は雨がかり箇所ということもあって晴れの日しかできず、また御施主様（会社）がお休みの時にしか行えなかったりと、制限がいろいろありました。しかし、天候にも恵まれ、また御施主様にも御協力頂きまして、下地補修から含め、工期内に無事に終えることができました。
外階段は非常階段ということもあって、速硬化ウレタン防水吹付工法で施工致しました。吹付工法の為、養生をしっかり行う必要がありましたが、硬化時間も15分程と短く、効率的に作業ができました。当工法でのウレタン材は高強度形かつ高伸長形であり、通常の手練りのウレタン材よりも品質が良いです。施工も階段のような複雑な形状では手塗り工法より吹付の方が綺麗に、そして早く施工できます。
これからも様々な工事を行い、お客様に御提案できるようにしていきたいと思います。

今回は外壁補修、屋上防水、内廊下長尺シート張替工事など、大規模改修工事を行いました。ちょうど梅雨時だったので工期が間に合うか心配でしたが、今年は空梅雨でしたので無事に防水工事を進められ、工期内に終えることができました。
ですが、非常に気温が高く、また屋上は照り返しもあって本当に暑かったです。そんな環境で質の良い施工をする事も大事ですが、熱中症などで職人が倒れないように管理することも現場管理の仕事です。工事も無事に終え、職人もこの暑い中、倒れることなく終えることができ、また御施主様にも納得していただけたので良かったです。

今回の主工事は外壁の鋼板ジョイント部のシーリングでしたが、それに付随する螺旋階段外廊下縞鋼板への排水目皿取付工事は新しい工法での工事でした。
ここの螺旋階段に通じる外廊下は屋根が無く、また勾配も取れていない為、雨水が溜まりやすくなっていました。そこで元請様と相談して穴を空け、排水目皿を取り付けて、塩ビパイプで排水するようにしました。また、外廊下の床も錆があったので、新たに塗装して長尺シート貼りと側溝部としてウレタン防水を施工しました。
これで雨水が廊下に溜まり難くなり、建物利用者の方々が不便を感じずに通行して頂けるようになったので良かったです。

手摺の改修工事を行いました。御施主様が東京都住宅供給公社様ということで、書類の提出などが民間工事とは異なり、その対応が求められました。まだ規模が小さい方だったから良かったのですが、これから大きい工事を取ったときはもっと提出書類が増えるので、しっかり準備していかなければいけません。
手摺の改修工事は初めてでしたが手摺業者とも上手くコミュニケーションを取って、既存のスチール製手摺を撤去して、新しいアルミ製手摺を取り付ける工事を無事に終えることができました。
工事完了後に自治会長様に「本当に綺麗になったね、ありがとう」と言って頂き、工事をさせて頂いて良かったなという喜びと安堵の気持ちになりました。入札とはいえ、このような工事や居住者様に出会えたことには感謝致します。

アスファルト防水シートのトーチ工法で改修工事を行いました。検査でも大きな指摘なく終えることができました。
屋上防水工事の際に気を付けることは、事故以外に改修工事中の漏水もあります。今回のように既存露出アスファルト防水シートの場合、立上り部の劣化が今後悪さを起こす恐れがあるので、撤去する必要があります。その際に撤去した端部やドレン廻りから漏水する恐れがあるのでしっかりと仮防水をしなければいけません。
この現場でもしっかりと仮防水を施工した為、漏水することはありませんでした。防水工事中に漏水をさせる訳にはいけませんので、今後も対応していきます。

屋上や各所庇の塩ビシート防水工事を行いました。
塩ビシート防水はアンカー固定工法で行ったため、どうしても騒音が発生します。アンカー固定工法は既存防水と絶縁して施工できる為、下地の影響を受けにくいメリットがありますが、アンカーを多数使用するためドリルで躯体に穴あけすることになり、特に最上階のお部屋への騒音は著しいです。
これはどの現場でもそうですが、居住者様の御協力あってのことだと思います。本当に助かります。私達がより防水性の良い仕様の工事を選んだとしても、施工中、居住者様に全くご迷惑をおかけしないという訳ではありません。居住者様に御理解いただくことが必要なので、その為に事前に説明して工事が始まってから問題が起きないように、これからも努めていきます。

今回の工事は倉庫内鉄骨基礎塗装工事です。倉庫内に足場を組み立て鉄部塗装を行いました。作業場内では御施主様の作業もあるので区画決めをして塗装致しました。
鉄部塗装の際に行うケレンによって、粉塵が倉庫内に散らないように足場のシートは防炎シートを使用しました。防炎シートですと足場内に光が射し難いのでヘッドライトを使用し、そして現場代理人のチェックにより塗り忘れがないようにしました。
またエレベーターの塗装は吹付けで行いました。吹付けの時は塗料が飛散してしまう恐れが十分あるので、しっかりと養生対策をしました。おかげで塗料の飛散もなく綺麗に仕上げることができました。
作業場内で御施主様作業中の工事ということもあり、打ち合わせがとても重要な工事でしたが無事に終えることができました。

今回の工事は３種類ありました。
１つ目は玄関扉のダイノックフィルム貼付工事です。日当たりが良い扉が色褪せをしていたので、ダイノックフィルムを貼る工事をしました。ほぼ既存と同色で、綺麗に仕上げることができました。
２つ目はエントランスアプローチ部床タイルへの防滑材塗布工事です。雨水などで滑りやすくなるので、費用をかけずに今回はタイル上にノンスリップ効果のある透明の塗料を塗りました。理事長様も確認して頂き、安心して頂きました。
３つ目は屋上点検口避難ハッチの改修工事です。既存がスチール製で錆びて開閉し難くなっていたので、ステンレス製のハッチ蓋をカバー工法で取り付けました。
今回の工事は居住者様や建物利用者様の御協力が必要でしたが、注意喚起の案内やアンケートを行って、御理解を頂き無事に完了することができました。

オーナー様居住の５階建ＲＣ造の大規模改修工事です。
今回も相見積でしたが、何とか受注させて頂きました。最後の最後まで私の話を聞いて頂き、弊社を選んで頂い事は素直に感謝しかありません。ありがとうございました。
工事自体は特に問題なく施工させて頂き、無事に終えることができました。ただ、工事前は一見、外壁タイルのひび割れなどあまりないように見えましたが、いざ下地調査をしてみると予想以上にひび割れや下地浮きがありました。ある程度は想定しておりましたが、やはり実際に足場を建てないとわからないものです。
足場解体後は外壁タイルが太陽の光を眩しく反射する程、綺麗になり、工事全体を含めてもオーナー様に喜んで頂いたことは本当に良かったです。

今回は３階建ALC造のオーナー様のお宅です。
漏水があるということでしたので、漏水の原因になりうる箇所をしっかり対策をしました。特にアスファルトシングル葺き部の防水、外壁タイル面への撥水材塗布と新規目地作成に注意しました。
アスファルトシングル葺き部へのウレタン防水工事では、施工によって意匠性の雰囲気は変わりますが、トップ材の塗替えよりも防水性や反りに対して効果的に働きます。屋上やバルコニーのアルミ笠木や手摺付アルミ笠木も一時撤去してから防水したので、充分な防水性を確保した工事ができました。
最後に散水試験を行い、漏水がないことを確認をしてから足場解体を行って無事に終えることができました。他の物件もそうですが、御施主様のなかには御子息の今後のことも考えて工事を検討される方もいらっしゃいます。私達は少しでもそのお手伝いをさせて頂けることは誇りでもあります。

今回の工事は屋上や屋根のウレタン塗膜防水工事です。特にマンション関係者が出入りする場所でもないので工事自体はスムーズに行えました。
屋上や屋根部では手摺の外側での危険作業もあったので、安全帯を使用して十分に注意して作業しました。屋上や屋根での作業はしっかりと安全対策を行わないと事故に繋がりますので、職人との打ち合わせがとても大事です。
また搭屋にもウレタン防水の施工範囲がありましたが、とても狭かったので足元にあったエキスパンドの金物を一度撤去してから防水工事をしました。手が届かない箇所も出来る限り施工できるようにしないとせっかくの工事が台無しになります。
今回の屋上や屋根では施工し難い箇所や手が入り難い箇所がありましたが、充分事前に検討して確実に工事できたと思います。

今回はＲＣ造のマンション大規模改修工事です。建物に足場を架けて屋上・バルコニー防水含め、外壁工事をしました。
今回工事のポイントの１つとして、外壁タイル面の新規目地の作成がありました。見積段階から誘発目地がなかったので新規目地を作成する仕様を組んでおりましたが、実際に足場を組んで外壁を調査しましたら、やはり外壁タイルのひび割れが顕著でした。
サンダーと電動ピックで外壁タイルとモルタルを斫ったので相当な騒音が発生しましたが、居住者の方には本当に我慢して御協力頂きました。お陰様で長期的な維持管理に繋がる改修工事ができました。
御施主様にも綺麗になったと喜んで頂き、とてもやりがいのある仕事をさせて頂きました。ありがとうございました。

戸建の工事で、外壁や足場の塗装工事、新規車庫の工事を施工させて頂きました。
今回はオーナー様の奥様が選んだ外壁と屋根、塀の色のセンスが凄く良く、社内でも大好評でした。弊社も色選定のお手伝いを少しは致しましたが、最後に決めるのは御施主様です。このような仕事のお手伝いができて大変良かったです。
他には一部の塀を撤去し、土間コンクリートを打ち、アルミ製ゲートの取付をして新規車庫の工事を行いました。車庫もとても綺麗に仕上げることができました。
全体的に綺麗に仕上げることが出来、お客様にも大変喜んで頂きました。やはり何よりも塗装の色遣いが最高でした。

夜間工事で床目地のシーリング打替工事をしました。夜間での工事は明け方近くになると睡魔に襲われることもあるので、安全にも品質にも充分注意しなければなりません。しかし、区画を区切ることができれば昼間より作業性が良いこともあります。
今回の工事場所は翌朝の営業時間以降は第三者も歩行する箇所なので、シール材が硬化するまでは切断されたコンパネで養生をしなければいけませんでした。ある意味、営業時間まで時間との闘いでしたが、職人や警備員とも上手くコミュニケーションを取って無事に完了することができました。どうしても夜間でなければ作業できない場所や工事内容もあるので、また夜間があるときは頑張ります！

当工事では全面に足場を掛けて外壁補修や塗装工事、屋上やバルコニーの防水工事を行いました。
難しかったポイントが２つありました。１つめは裏側の敷地が狭く、隣地月極駐車場に足場を建てなければいけなったことです。各車所有者様に予めお話をして車には十分注意するということで着工前にご理解を頂きました。
もう１つは外階段の塗装工事です。居住者様の動線がここしかないので居住者様にはご迷惑がかからないように、材料の仕様選定から作業時間帯など職人と打ち合わせをして工事しました。
工事完了後、オーナー様に綺麗になったと言って頂き、弊社としましても工事ができて良かったです。屋上防水工事も綺麗に仕上がり、外壁タイルもクリーニングして撥水材を塗布したので建物の長期維持管理ができると思います。

ゴンドラ用のステージ足場を架設してゴンドラでのガラスシーリング工事を行いました。
当現場では足場架設ができなかった為、ゴンドラを選定しました。ゴンドラは風やゴンドラの上げ下げ時の揺れ、ゴンドラの盛り替えなど足場より作業の効率性が悪くなります。
特にこの現場で難しかったのは屋上に広告塔があり、ゴンドラの吊元の移設が大変でした。ですが事故も無く終えることができました。安全に注意して作業した職人にも感謝しております。また次にゴンドラ作業を行うときも充分注意して作業します！